移住者インタビュー
 
                        
                                    50代
                                
                                                            
                                    Iターン
                                
                                                            
                                    会社員
                                
                                                            
                                    家族移住
                                
                                                    - 出身地:
- 千葉県
- 取材時住所:
- 岡山市北区
- 移住年:
- 2014年3月
- 年齢:
- 50歳
- 家族構成:
- 3人(本人、夫、娘)
- 職業:
- 介護職
娘を安心して育てられる環境を求めて岡山へ。食の安全と災害の少なさが最大の魅力。
                                岡山市への移住を決められたきっかけは?
                            
                            
                                移住を決意するきっかけになったのは東日本大震災でした。当時、子どもは1歳。このまま東京で子育てをすることにためらいを感じながらも、仕事の関係もあってすぐには動くことができず、しばらくは私が子どもを連れて定期的に長崎に保養に行くという生活を送っていました。けれど、ずっと保養生活を続けるわけにもいきません。私は東京で訪問看護の仕事をしていたので、長崎に行くたびに仕事を探したのですが、運転免許を持っていなかったので面接で断られてばかり。そんなとき、東京で開催された岡山市の移住相談会に参加したり、岡山の方と知り合ったりしたことがご縁となって、一度、岡山市に足を運ぶことになりました。今思えば、それが移住先として岡山市を考え始めたきっかけになったと思います。
                            
                        
                                移住するまでの流れを教えてください。
                            
                             
                                    
                                初めての岡山訪問のあと、岡山市で「お試し住宅」の入居者を募集していることを知りました。ちょうど応募時期だったこともあり、とりあえず申し込んだのが2013年。一度は落選通知が来たのですが、12月に辞退者が出て入居可能になり、岡山市に行く決心をしたのが2014年の1月。その後は猛スピードで準備して、3月頭には母子でお試し住宅に入居しました。
 
当初は、岡山で私と娘が暮らし、夫には東京での仕事を続けてもらうつもりでした。ところが、こちらで私が働こうと思っても保育園の空きがありません。それなら保育施設のある介護施設で働こうと考えたのですが、夜勤のできる正社員にならないと保育施設の利用ができないことがわかりました。母子ふたりでは夜勤はできません。そこで予定を変えて夫も岡山に来てもらうことに。夫も承諾してくれて、東京での仕事をたたんで夫も4月末に岡山へ。私の仕事も正式に決まって、GW明けから仕事を始めました。
                        当初は、岡山で私と娘が暮らし、夫には東京での仕事を続けてもらうつもりでした。ところが、こちらで私が働こうと思っても保育園の空きがありません。それなら保育施設のある介護施設で働こうと考えたのですが、夜勤のできる正社員にならないと保育施設の利用ができないことがわかりました。母子ふたりでは夜勤はできません。そこで予定を変えて夫も岡山に来てもらうことに。夫も承諾してくれて、東京での仕事をたたんで夫も4月末に岡山へ。私の仕事も正式に決まって、GW明けから仕事を始めました。
                                現在の生活について教えてください。
                            
                            
                                「お試し住宅」は半年間という入居期間が決まっていましたが、一度だけなら更新をすることができました。そのため一度更新させていただいて、その間に住まいを探すことにしました。現在は、車がなくても生活が可能で、制服がない小学校区内の賃貸住宅に住んでいます。
 
夫はその後、岡山市の臨時職員として採用していただき、学校の用務員として働いています。私の仕事はシフト勤務で夜勤もありますが、夫の休日が小学生の娘の休みと一緒なので助かっています。東京では体を動かす機会が少なかった娘も、こちらではプールに通い始めました。さらに将来の事も考えて、英語も習わせています。
                        夫はその後、岡山市の臨時職員として採用していただき、学校の用務員として働いています。私の仕事はシフト勤務で夜勤もありますが、夫の休日が小学生の娘の休みと一緒なので助かっています。東京では体を動かす機会が少なかった娘も、こちらではプールに通い始めました。さらに将来の事も考えて、英語も習わせています。
                                移住してみて苦労したこと、事前に調べておけばよかったことは?
                            
                            
                                私の場合、いきなり岡山に来てしまったので事前に調べる余裕もなく、最初は移住者の支援団体があることも知りませんでした。移住する直前は東京に住んでいたのですが、岡山市では公立小学校でも制服がある学校が多いことや、自動車の運転免許が「あって当たり前」という感覚など、戸惑うこともありました。最初は周囲に相談できる人もいなかったのですが、幸いにも同じお試し住宅に先に入居していた方に声をかけていただき、情報交換をすることができて助かりました。
                            
                        
                                移住後に感じた岡山の魅力とは?
                            
                             
                                    
                                東京では外遊びを控えさせていた娘が、岡山の土に触って遊んでいる姿を見たときに、本当に涙が出ました。もともと岡山にいる人にとっては当たり前のことかもしれませんが、まずは岡山に来ただけでほっとしたのです。また食べ物に関しても、安心して食べることができる地元のものがたくさんあるということが何よりも嬉しくて。特にフルーツは質が高くて、東京よりもずっと美味しいものが種類豊富にあります。私にとっては、食の安心が岡山の一番の魅力ですし、安心して生活できることが何より優先したかったことでした。地震や台風などの災害は本当に少ないと感じています。
                            
                        
                                移住を検討されている方へのメッセージ・アドバイス
                            
                             
                                    
                                漠然と岡山に住みたいと思うのではなく、岡山で何をしたいか、岡山でどんな暮らしをしたいか、自分なりの考えをひとつでも持っていると、移住する場所も選びやすくなります。それから自分が持っているスキルを理解しておくことも大切。たとえば、土をいじったことがない人がいきなり畑をやるのは難しいと思います。また高齢なら近くに病院があるかどうかも考えた方がいいかもしれません。公共交通機関も東京ほど発達していませんので、運転免許があるかどうかでも、住める場所は変わってきます。自分がどんな風に暮らしたいのか、自分のスキルを踏まえてリサーチしてみるといいと思います。岡山には移住者を支援するコミュニティがたくさんあるので、きっと自分に合ったコミュニティを見つけられると思います。
                            
                         
                 
                                         
                                         
                                         
                                         
                                         
                                         
                             
                             
                            