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HOME>移住者インタビュー>自身のキャリアや家族の暮らしを見つめ直し、妻の故郷である岡山へ移住。 設計の仕事をしながら自家焙煎のコーヒー店を営んでいます。

須田 亮平さん
須田 亮平さん
出身地:東京都
現住所:岡山市北区
移住年:2017年4月
年齢:51歳
家族構成:4人(本人、妻、子ども2人)
職業:飲食店&設計事務所 経営
  • 岡山市北区
  • 50代
  • Iターン
  • 自営業
  • 家族移住

移住までの流れ

  • step1
    妻の故郷である岡山への移住を決意
  • step2
    子どもの学校区を基準に物件探し
  • step3
    妻が2週間先に実家入りし、東京・岡山に分かれて移住準備
  • step4
    岡山市に移住。約1年後に「DESIGN&COFFEE」をオープン

移住者インタビュー

自身のキャリアや家族の暮らしを見つめ直し、妻の故郷である岡山へ移住。 設計の仕事をしながら自家焙煎のコーヒー店を営んでいます。

岡山市への移住を決められたきっかけは?
私は東京生まれ東京育ちで、移住前は広告代理店に勤務し、主に商業施設の企画や設計の仕事を担当していました。50歳の節目を迎えて役職定年も近づくにつれ、今後の会社人生や仕事について考えるようになりました。東京での子育てに疑問を感じ始めたのもちょうどこの頃。私は小学生の頃に福島県に住んでいたことがあり、自然に恵まれた田舎町の楽しさがずっと心に残っていたんです。自分の子ども達ものびのびとした環境で育てたいという思いがありました。

妻の故郷は岡山県の玉野市。そのため岡山には馴染みがあり、高齢になった妻の両親のことも気がかりでした。仕事、子ども、妻の実家のことが重なり、これは暮らし方を見直すタイミングが訪れたのかなと。40代の時に一級建築士の資格を取得していたので、それを生かした仕事を岡山で始めてみようと、妻とも相談して移住を決意しました。
移住するまでの流れを教えてください。
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最初は、長男がちょうど小学校入学を迎える2016年4月に移住しようと考えていました。私の仕事が片付くのが少し先になりそうだったので、まずは妻と子どもだけで移住する計画でしたが、住む場所がなかなか決まらなくて。また、妻一人だけで子育てをするのは大変じゃないかという不安もありましたね。結果、移住のタイミングを少し先送りすることになりましたが、その分住む場所や希望の物件をじっくり検討する時間ができました。

居住地の候補にしていたのは北区の伊島や大元エリア。子どもの通う学校区を基準にして居住地を選びました。インターネットで情報を集めたり、妻の実家に帰省した際には、希望するエリアの下見も行いました。住居に関しても、マンションだったら子どもの生活音を考えて上層階は避けようなど、予算や細かい条件を立てて物件を探しました。

無事に伊島学区に気に入った家が見つかり、2017年の4月の移住が決定。奥さんが2週間前から実家で暮らしながら準備し、私は東京に残って住んでいた家の売却の手続きや引っ越し作業、仕事の処理などを行いました。
現在の生活について教えてください。
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移住から約1年後の2018年5月、岡山市北区奉還町に設計事務所併設のコーヒー店「DESIGN&COFFEE」をオープンしました。現在は、中華鍋を使った自家焙煎のコーヒーを提供しながら、一級建築士としての仕事も行っています。移住後に物件探しを始め、内装などの設計も自ら手掛けました。カフェスペースと設計事務所は仕切りつつも一体感のある造りに仕上げ、仕事の打ち合わせやライブ、ギャラリーなど多目的に使える空間にしています。

当初は岡山に来たら建築設計の仕事をしようと思っていたのですが、ずっと東京で暮らしていたので岡山での実績もありませんし、友人や知り合いもいません。まずは地域の方と繋がりを持ち、間口となる場所を作ろうと思ったのがコーヒー店を立ち上げるきっかけになりました。元々コーヒーが好きで焙煎や淹れ方などを学んでいたので、設計事務所との合同会社という形でやってみようと。自分が美味しいと思うコーヒーを身近に楽しんでいただき、会話がしやすく、ゆったりと過ごせるお店づくりを心がけています。
移住してみて苦労したこと、事前に調べておけばよかったことは?
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妻と相談しながらじっくりと住まい探しや準備ができたので、特に苦労したことはありませんでした。店舗運営にあたっては、東京や都市部とは違う文化、県民性や好みがまだ掴めていないところもあります。日々の暮らしやお客様とのやりとりの中で、岡山のことをもっと深く知ってサービスに生かしていけたらと思います。
 
岡山の人はさらっとしていて、淡々とした雰囲気の方が多い印象ですが、自分の性格には合っている気がしますね。感じ方は人それぞれですが、個人的にはほどよい距離感でコミュニケーションが取れると感じています。
移住後に感じた岡山の魅力とは?
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特に感じるのは食べ物の美味しさ。果物や野菜、魚などの地産の物が豊富にあり、新鮮な食材をすぐに味わうことができます。スーパーや産直市などもあり、都会で買うよりも比較的手頃な値段で県産品や瀬戸内の食材が買えるのがうれしいですね。東京にも美味しい料理店はたくさんありますしお取り寄せもできますが、東京産の食材は基本的に少ないです。岡山の人にとっては当たり前かもしれませんが、東京出身の私からするとこの食に恵まれた環境にはとても有難みを感じます。
 
あとは自然が多いところでしょうか。少し車を走らせると山や川、田園の風景が広がり、空気がとてもきれいだと感じます。岡山後楽園の周辺も緑がたくさんあり、街中にいても自然が感じられるのが良いですね。子ども達ものびのびと楽しく毎日を過ごしています。
お店を構えた奉還町の雰囲気も好きです。岡山駅前にありながら昔懐かしい商店街の残る昭和レトロな佇まいが素敵です。移住してきた人やお店を始める若い方も多く、古い街ながら文化的で新しい動きもある場所です。ここにお店を構えて良かったと思います。
移住を検討されている方へのメッセージ・アドバイス
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移住前に住みたい街の雰囲気や環境、そこでどんな暮らし方ができるのかを入念に下調べして、現地をしっかり下見しておくことをおすすめします。店舗経営や事業をされる方は、店舗の周辺環境やその地域の生活スタイル、どういうものが流行っているのかなどの情報も必要になります。実際に住んでみないと分からない部分もありますが、移住後のギャップを防ぐ意味でも事前のリサーチは大事だと思います。

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